No.49: 本当にあった話…
笛吹く肛門!!!は実在する!!!



労務のことから…行政許認可…まで… 迅速・丁寧・低料金
東大卒社労士/行政書士
渡辺真人社労士事務所
城北行政書士渡辺事務所

〇当事務所総合HPは、コチラ

きっと、利用して得した!と思ってもらえるはず…多分(^^♪
顧問料4000円から始められる社労士サービス…
車庫証明手数料 北区:7000円(税別)…
(2024年7月現在の料金です。)
他、労務から許認可までクライアントにニーズに応えます。

笛吹く肛門!!!は実在する!!!

実は、漫画ワンピースで白ヒゲのシーンを見て、僕も叫びたかったんです!!
笛吹く肛門は、実在する!!!

隠し芸じゃありません!!
嘘でもありません。
当然!オナラのことでもありません…
ピーヒャララと肛門が音を奏でるのです…
ウルトラマジです!
本当に、肛門が笛を吹くことがあるんです…

これは、僕の実体験に基づく正真正銘本当のお話です…
過去のお話であり、今の僕では、ケツで笛を吹くことはできないんですけど…。
ちなみに…
「痔ろう」という病名を ご存じでしょうか?
この病気がために、僕の肛門は一時期、笛吹き童子 と化していたわけです…


 


 KING OF 痔 その名は 痔ろう


痔の中の王様
それが、この痔ろうです。
真面目にお話をすれば、
痔は
「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」大きくは3種類に分けられて、
その中で、「痔ろうは」
一番、重症化しやすく、ガン化のリスクもあるということで、 原則、手術必須です。自然治癒は、ほぼありえません…

それがゆえに、痔の中の王様と言われておるようです。

痔ろう ってどんな病気!

一言でいうと…
地獄… 本当につらい病気です…

実際、どういう病気かというと説明がちょっと難しいというか?
普通の人にとっては信じられないような話なので…
僕自身、症状がひどくなる前に、「痔ろう」と言われて…
医学書みたんですけど…
ちょっと信じられない内容で…
実感がわかなかった…ですよ。その時は…。

話はもどして…
大体の場合、痔ろうは以下のような流れで進行していきます。

始まりは、いつも…肛門周囲膿瘍♬

ほぼ、この病気の後に、発症するのが、痔ろうということでありまして、 「下痢便などが肛門腺に入り込むことで肛門の周辺に細菌感染が生じ、 限局性に膿がたまった状態をいうそうです。放置すると、膿瘍が自然に破れて中から膿が排出されるということです。」
で、この病気を通じて、膿の排出先が、肛門以外のところになると、そこに肛門以外のトンネルができることになり、 そのトンネルができた状態を痔ろうというそうです。
そして、この痔ろう、何がつらいかゆうと…
トンネルができることによって、さらに、肛門腺等から細菌だけでなく、糞便まで、このトンネルに 入り込むようになり、そうなると
膿が出まくります。
腫れます。
当然、それにより熱も出ます。僕は、ひどい時、平熱が38度状態…
当然至極、痛いです…場合によっては歩けないくらい…

笛吹童子の肛門ちゃま

で、通常の肛門が第一トンネルとしましょう…
で通常ルートじゃないところに第二トンネルができたぐらいだと単純痔ろうということらしいのですが、
これが、第三、第四とトンネルをいくつも作っていくと、複雑じろう君ということになりまして…
手術も、それなりきに難しくなるそうです。

そして僕の場合、
結構な数のトンネルが掘られていたようで…
(大手町の地下鉄を想像していただけたらと…)

当時、恥ずかしながら、ナプキンを愛用していました。
1日3回以上は替えていたかしら…
まあ、すべてのトンネルが、膿で埋まっていれば、音を奏でることもないのでしょうが…
いくつかのトンネルは、膿が抜けた状態にあることがあります。
そして、屁を我慢する…
ただ、当時の僕は、潰瘍性大腸炎まっさかりだったので…下痢便であり、粘血便であり…
屁なのか水様便なのか?見分けがつかないですから…
トイレ以外では我慢するわけです。

まあ、便の場合は、痛いだけで、
外から見るには、何も変わらないんですけど…
屁の場合は、肛門以外のトンネルを空気が通過するわけで、激しい痛みと 同時に笛を吹きます。
何故なら、括約筋で閉める肛門以外のルートを通る第二、第三トンネルは、我慢のしようがないのです…
膿で埋まっているトンネルだけなら、空気は通過しないですが、たまたま、膿がたまっていないトンネルがあったら 空気の通過を阻止しようがないのです。
それが、現実であります…

まあまあ、いい音です。
音の大きさ…
音色も…
時間にして10秒くらいでしょうか…
力学的に言うなら…
狭い空間しかも、複雑に入り乱れたトンネルを通過するがゆえの 奏でる音…
数回、当時の会社の同僚に見られたのですが、
最初は、僕が悶え苦しみ、音がでる様子に同僚は笑いますが…
そのあと、事情を聴いて、非常に深い同情の目になります…
(まあ、陰で笑い飛ばしていた可能性はいなめませんが・・・)

まさに
そこには
いあり、
悲しみありの
喜怒哀楽のドラマがそこにはあったのです。。。(^^♪


 

 



 僕の病気の歴史…


こと、痔ろう君について絞って話したいと思います。
本来は、潰瘍性大腸炎と切っても切れない関係があるのですが、省略します。
(過去書いたブログ(潰瘍性大腸炎)は、NO39を見てください。 まあ、まだまだ、言いたいことはあるので、追加を書くと思いますが…)

※あと、最初に宣言します。医学的には、私、素人なので、あくまで僕自身の認識に基づいての記述であって、 ちゃんと病気の内容等を知りたい方は、別途、ググって下さい。

やっぱり、
始まりは、肛門周囲膿瘍

社会人はじめて3年目くらいでしたでしょうか?
肛門がパンパンに腫れてきまして、
(汚い話、肛門は、しわしわになっていると思いますが、唇のようにパンパンに腫れて
痛くて、熱がでて歩けなくなりました…最初は、座るといたいなあぐらいに思って過ごしているうち… 会社の同僚からは、それ痔だから…早く病院に行け!!と言われていたんですけど、1週間しないうちに 動けなくなって、結局病院へ…)

地元の病院に行ったら、肛門を切開して膿を出して頂きまして…
その瞬間から、体が軽くなり…何事もなかったように…

やっぱり再発

それから数年して、またケツが腫れはじめまして…
地元病院に行って、切開してもらおうとしたら…
まだ、切開するほどではない…と言われ…
(多分、膿がまだ、体の奥にあるから、もう少し、表に出てから切ろうということだったんだと…) で、その時に言われました…
・針ほどの大きさということですが、肛門の周囲部(ようはしわしわの部分)に穴ができている。
・痔ろうだから、専門医のところで、手術の必要がある
と…
で、医学書めくったところ、痔ろうの頁があったんですけど、肛門以外に瘻(ろう)があると記述があっても トンネルと認識することはなかったです…
(まあ僕の国語力…もしくは、現実逃避…という言い方もあるんですけど…)

幸い、この時は、膿は、内側にはじけたみたいで、症状が治まったものですから…
そこから数年放置です。

放置していた時期、座るととてつもなく痛い。
起きると、パンツに、膿がついていた…
なんてことがあったんですけど…
当時は、潰瘍性大腸炎の方に目が向いていたもんで…
放置でした…

とうとう…牙をむく痔ろう君

2006年ですかね…のちに会社をやめるきっかけにもなった 会社での不運な事故といいますか、ちょっと追い詰められた時がありまして…
潰瘍性大腸炎が、かなり悪化しました。
故に2020年時の安倍元首相の気持ちがよくわかるんです…
まあ、潰瘍性大腸炎の話の深堀はしないんですけど…
この悪化の影響で、
痔ろう君が僕に牙をむきます。

まずは、

また始まる肛門周囲膿瘍

肛門がパンパンに腫れ、地元の病院は、なかなか切開してくれない…との判断のもと、
とある痔の専門病院に行きました。

そこ、何をさておき、注腸検査をしたがるもんで… (要はがんのリスクを見るため…まあ、それもあるんだろうけど、注腸検査は点数が高いんで、  経営的にやりたいんだろう…と口には出しづらいですが…そう思います。)

で、僕は、このケツからカメラが大嫌いなもんで、
すでに、駒込病院でお世話になっていて定期的に検査しているんで…それは無しで 切開して膿を出してくださいとお願いとしたところ…
体よく、断られました…面倒な病人と思われたのでしょうか? 多分、そこは二度といきません…

2つ目にいった痔の病院は、母がどこぞで聞きつけてくれた名医さんです。
行って、即座に切開してくれましたが、
痔ろうだから、手術が必要…と言われ…
そのまま、放置すると、また肛門周囲膿瘍が再発しまくる…
ということでした。

けど、ビビりな僕…
手術は避けたいという気持ちも強かったし…
僕、直腸の肛門の近くのところに狭窄(せまくなっている)があるもんで、 その関係上、もしかしたら、人工肛門の可能性も…
ということで、手術を避けていました。

ただ、医者の言う通り、肛門周囲膿瘍が再発しまくり、どんどんひどくなっていく一方…
そして、この時、肛門ちゃまが笛吹き童子になっていたという具合です。
熱はほぼいつも38度以上で、ふらふら状態…
お尻は四六時中いたい…
膿もでるだけじゃなく…そこに糞便も混じることが…
ナプキンも、すぐ膿で取り換えねばならないので…1日3、4回交換、大変でした。
当初は、ナプキン、恥ずかしそうに買っていたんですが、まあ、後半は慣れてました…

1年ほどで根をあげまして、
病院に手術をお願いしたところ…
ここでは手術は無理だからと紹介されたのが、新大久保にある 社会保険中央病院(現東京山手メディカルセンター)です。
(今、社会保険労務士をしているので、ある意味、縁が…)

痔にものヒエラルキー社会が…

不思議な話ですが…
入院患者同士で、何故かしら…
自分の痔が如何にすごいのか?を競い合います。
(まあ、そんな僕らを冷めた目で見ていた、同志諸君(痔仲間)もいたのでしょうけど・・・)

そして、手術の順番とかで、重病度のランキングが決まっていたようで、
僕は、その時、2番のエリート君でした。
1番の人は、秋田からわざわざ、
来た人で、曰く「お尻に溜まる膿を、自ら鎌で切って出していた」という豪傑の人でした。

再発… そして回復

やっぱり、潰瘍性大腸炎のせいで、下痢が多いせいか…
再発してしまいました。

ちょうど、コンビニ、始めたぐらいに再発して、
(コンビニは、半年で廃業…コンビニの不幸話も…そのうち…)
2009年10月に再手術となりました。

この際、先生から、背中側がかなりひどいので、括約筋を開放すると
説明を受けました。当然、しまりはわるくなるけど…
完全に便を我慢する力がなくなるわけではない…
ということで、その手術を受けました。
(1回目の時は、機能温存を重視し、控えめに切っていたようですが、2回目は再発しないことを重視しての対応だったようです。)

結果からいうと、佐原力三郎大先生様のいう通り、再発なしです。

でその際に、狭窄のかかった直腸も少し広げてくれたということで、 固い便が出せるようになり、潰瘍性大腸炎にもいい影響がでたと思っています。

僕の体的には、本当に、いい手術でした。

本当に、ありがとうございますの一言です。

ちなみに、手術後、病院の風呂にはいった際、
お尻のとある部分がなかったのには、一瞬、背中が寒くなりました。

おそるおそる、鏡で、自分のお尻を見ると…
尾てい骨付近の肉がえぐられており、
血の滴るステーキ肉の如し、の肉が、むき出しになっていました。
治るの?本当に…と思いましたが、
まあ、ちゃんと肉がつくまでには2年くらいでしょうか…治りました…

今、自分で、その絵を思い出して…
少々、気持ち悪くなっております…

ちょっとオチがないので、最後に言います…
ワンピース笛吹く肛門!!!は実在する!!!

うそじゃぁない本当の話でした…