No.44: ガッツだぜ!!
雇調金不正受給の巻



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ガッツだぜ!パワフル魂!!♪♬

☟行政からの警告文であります。☟
ロックバンド「ウルフルズ」のボーカル・トータス松本さんが代表取締役を務めていた会社で 雇用調整助成金の不正受給で国から指摘を受け、1億円を返還した旨の 報道がありました。

再度、雇調金の不正受給に注目が集まったような気がします。
これにとどまらず、社労士業界、
この件で懲戒処分を…といった連絡がちょくちょく回っております。

当時、状況も状況なんで、審査が甘かったこともあり…
かつ、不正に対する認識の甘さから
このような状況が発生しているのでは…と思います。
実際、厚生労働省では、すでに提出された申請書の精査を行っていると思われ、 不正があった場合は、自ら申告するような案内もでています。
詳細は厚生省HP:リンク先




 


 かなりきついペナルティ


社労士がこれに関わると、ほぼ、もれなく「業務停止命令」以上の懲戒処分がついてきます。
もう商売ができなくなる…くらいの打撃です…

事業者には、次のようなペナルティがつきます。きついです…
事業者へのペナルティ
 
「不正発生日を含む判定基礎期間以降の金額」を返還
ということは、不正をした日(例えば、タイムカードを書き換えた)
以降の分は、たとえ、それ以降不正をしていなかったとしても、
その日以降の助成金は不正をしなかった分も含めて全額返金しなさい。ということであり、かなり厳しいと思います。

ちょっとのつもりが、ちょっとではすまないのです…

その上、不正した分は2割増しで返す上に、利子も払えということであり、 金銭的には非常に厳しい内容となっています。

また、公表の対象ともなるとのこと。

すでに終わったことなので、今更ということなのですが、自主申告すれば、 公表しないということです(相当に悪質なら別…)。

非公式的発言をします。
あくまで、非公式発言ですのでご了承を…(大事なことなので2度言いました。)
名のある会社にとって、公表するしないは大事だけど…そうじゃないところにとって、 自首するメリットはないような気がします。
自首したら、違約金をとらないとか…多少、インセンティブをつけんと…

さておき、
確実に言えることは、不正をすれば、それだけのリスクを負うということです。
不正受給をした方、またそれに加担した方は、 びくびくしていると思います。

特に、プロの社労士で加担していた方は、自覚があるわけで、 おびえる日々が続くのでは…と思わずにはいられません。

当時、僕のいた事務所では、
助成金関係については、絶対的に不正はありえないと クライアントにも強く言っていました。
それだけリスクがあると所長は認識していたんだと思います。

 

 



雇調金違反はどうしておこる…


雇用調整金の趣旨は、
コロナで売上が減り、働いてもらうことができなくなった 労働者の雇用を守るため、国が助成するというものです。
故に、
・従業員を休ませるが、事業者は、協定に基づき、手当を払う。
・本来は、払うべきでない給料を払った分を国が助成する。
<コロナが酷かった時は、100%補償:1人1日あたり最大約1万6千円の助成でした。>
というものです。

ただ、事業者側から見ると、少々、甘く考えてしまいがちで、
本音ベースで言えば
「売上が厳しい中、 従業員に休みをとらせて、助成金が貰えるなら…おいしい…」という感じで安直に考えていた方が多かったような気がします。
なかば、流行のように皆様利用していきましたので…

なので、
・店は閉めてるので、ほぼ仕事はないんだけど、ちょっとしたことがあって、事務所にちょっとだけ出勤してもらうのはいいか?
・ちょっときてもらうだけだから、タイムカードを切らなければ…
みたいな不適切な質問をする方もいたような…
そのたび、
会社が従業員を出勤させたら、その時点で、休業日扱いにはなりません
趣旨の説明と不正受給にならないよう事実に基づいた申告を…
時間の管理は厳格に…
と説明していたと記憶しています。

休業を実際にしたかしないかをしっかりと把握し、
その事実に基づいて申請する必要があるのですが…
事業者の方々は、少々、甘く考える傾向が強かったような気がします。
ただ、その時の僕のいた事務所は、不正受給にはすごく認識が強くて、 今にして思えば、よかった…と思います。

僕自身は、「なあなあ」主義的な人間なもんで、 この時、開業していたら…あぶなかったかもしれないと…

実際、なぜ違反にと相手の気持ちになって考えると…
最初から、実行不能な計画に基づいて、最初から不正取得を目的としていた方々は論外としても、 当初の計画通り申請しようとして、タイムカード等を改ざんする等して、
申請内容と辻褄を合わせたというのが多いでのは…と思います。
不正受給するまでの意志はないけど、 当初の予定では休業する予定だった者を出勤させてしまった。
当初の予定では、早帰り休業の予定だったけど、定刻まで働かせてしまった。
計画通りやりたいので…
どこを直すのが手っ取り早いか…
みたいな感じで、進む場合もあったのでは…と…
特に、担当者レベルで、動いてしまって、上が知らないなんてことも ないとは言えないかと…
ただ、ちょっとなら…ですまないのが…この助成金…
あとから追ってきます…
助成金はあとから精査する場合がある。(今回は精査していると宣言しています。)
かつ、
チクリもあります。
不平ももった社員が行政にお話をすると、それが引き金になって 「定期調査(注)」という名のハガキが会社に届くかと…

助成金を頂戴する際は、正直に行うことが大事と僕は思います。

注)一応、公式的な話ではありません。本当に「定期調査」であることもあるかと思います。
 ただ、僕が前にいた会社で「定期検査」が来たのですが、その数か月前に騒動がありまして、多分、労基署にその方が行ったという話を人づてに聞いてますので、連動性はあると僕は思っています。