No.7 働き方改革に伴う 助成金について
(ご存じの方はスルーしてください)

 


 「働き方改革推進支援助成金」の具体的助成額は?


「働き方改革」という言葉自体は、色々な場所で聞く言葉です。
ちなみに、この働き方改革を進めるのに助成金があるというのはご存じでしたでしょうか?

本年度は、非常に使い勝手がいい内容となっており、以下のような使い方もできます。
  POS装置を導入し在庫管理の負担を軽減する(小売業)
自動食器洗い乾燥機を導入し食器洗い作業の負担を軽減する(飲食店)
成分分析計を携帯型のものに更新し作業場と事務所間の移動時間を削減する(製造業)
入出荷システムを導入し入出荷と在庫管理を連動させ業務の効率化を図る(倉庫業)
業務システムを導入し生徒の成績管理等の業務の効率化を図る(学習塾経営)
3DCAD専用機を導入し作図に要する時間を縮減する(設計業)
など

なお、助成金には数種類のコースがあります。
コースごと及び目標の設定の組み合わせで具体的助成額が決まります。
ちょっと複雑なので、概要を表にまとめました。
正確な内容を確認したいかたは、 行政のHPで確認下さい。

コース名 前提条件 改善目標を設定する前の条件/助成金
適用猶予業種等対応コース ・運送業、建設業、病院であること
・労災適用事業者であること
・会社都合解雇者がいない
・36協定を締結している
・年5日の有休取得制度を採用している
36協定にて、残業60時間以上の状況にある/150~250万
休日が月あたり4日以下(建設のみ)/25~100万
インタバル制度を導入していない。もしくは9時間未満の設定(病院、運送)/50~150万
労務管理体制の構築等が未整備(病院のみ)/50万
賃上げ/15~480万
労働時間短縮・年休促進 ・労災適用事業者であること
・会社都合解雇者がいない
・36協定を締結している
・年5日の有休取得制度を採用している
36協定にて、残業60時間以上の状況にある/100~200万
有給の計画的付与制度がないこと/25万
特別休暇の創設ができること/25万
賃上げ/15~480万
インターバル導入 ・労災適用事業者であること
・会社都合解雇者がいない
・36協定を締結している
・年5日の有休取得制度を採用している
・過去2年間に月45時間を超える時間外労働の実態がある
勤務間インターバルを導入していない事業場 もしくは9時間未満の設定/40~100万 賃上げ/15~480万
労働時間適正管理推進コース ・労災適用事業者であること
・会社都合解雇者がいない
・36協定を締結している
・年5日の有休取得制度を採用している
統合管理ITシステムを用いた労働時間管理方法を採用されていない、かつ、労務管理書類の5年保管規定が 就業規則に反映していない状況の改善と労務管理者への研修の実施/100万
賃上げ/15~480万
 



 「働き方改革推進支援助成金」を活用するには

これらの助成金を活用するには、行政のHP等から実施要領等見て、自らで実施することは可能です。
ただ、結構、内容が複雑で、専門用語の類もあり、少々、難解な内容となっております。
時間的効率を考えたら、社労士事務所に依頼をかけるのがよろしいかと存じます。

その場合、当事務所にご依頼頂けないかと・・・

簡略的に申し上げると、助成金を取得するための行動フローは以下となります。

1.計画の立案
2.前提条件の整備(年5日の有給規定等)/既に対応済の場合は必要なし
3.計画の申請 
4.計画に対しての行政の承認
5.事業の実行
 労働時間等設定改善委員会の設置等労使の話し合いの機会の整備(年6回)
 労働時間等に関する個々の苦情、意見及び要望を受け付けるための担当者の選任
 労働者に対する事業実施計画の周知

 目標を設定したことの実行(事業の実行)
 設備投資等の実行
6.事業結果のまとめ
7.支給申請
8.助成金の支給
9.賃金6か月分の報告/支給申請(賃金アップを選択した場合)


当事務所にお任せ頂きましたら・・・

75,000円~(消費税別)でお引き受けいたします。
(実際の料金につきましては、状況をお伺いして、業務量を勘案してお見積り致します。)
手間を要する部分への対価を頂戴するという姿勢ですので、
いくらの助成金をもらったから、〇〇%の成功報酬というものは頂きません。

もし、多少なりともご興味がおありでしたら、以下等よりご連絡下さい。初回の相談は無料です。
 お問い合わせ
 mail: watanabemasato@syaroushi777.com
 TEL: 070-8997-8807  FAX: 03-3927-3666

また、事務所について、もう少し知りたいという方は・・・
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  なお、令和5年度助成金の申請期限は11月なのですが、予算には限りがあり、 希望者が多い場合は、早い者勝ちになりますので、ご利用をお考えの方は、早めの行動が大切と思います。